このブログ、閲覧者数5000人突破したようで。記念に自己満足創作論。という話。

 

あんまり数字っていうのにはこだわりがなくてね。本来なら、

【粛々と祝!】ブログが5000閲覧突破しました!【感謝!(泣)】

とか大仰にめでたく祝うんだろうが、あんまりそういう気持ちはわかない。

 

まあでも過去の自分はけっこうがんばったんだな、と過去の自分におめでとうは言いたいかな、とは思う。

ネット黎明期でいうとアクセスカウンターが5000突破した感じだからまあまあだと思う。特に役立つことを書いてるわけじゃなく自己満足ブログだから来てくれた人に多謝。

 

まあ過去の自分へのプレゼントに、これまた自己満足の俺なりの小説やマンガなどの、独自創作理論を書こうかな、と思う。これ読めた人けっこうラッキーよ。一人の人間の半生の創作論が見れるんだから。たかが一般人の言葉なんて価値ねーよ、って思う人はクリエイターの素質はない。素質ある人はなんにでも好奇心を抱く人じゃないかな。

 

わかりやすくマンガに限定して書くと、面白いマンガを描くってのは実は意外とかんたんだ。風呂敷を広げまくって壮大な大風呂敷を広げればいい。

で、難しいのがその大風呂敷をどう綺麗にたためるか、ってこと。それができるかが有能なクリエイターとの差だと思う。

 

俺が漫画家ならできる限り壮大な舞台設定を作る。

 

25000光年先から来た謎の生命体が突如地球を襲う。んでバトル。ウルトラマンみたいな感じがいいかな。バトルを繰り返すにつれて、人々の邪悪な心をエネルギーにする、邪眼神の存在が明らかになる。邪眼神との凄絶な戦いの末、負けそうになるが、さらに上の存在、聖なる存在の神があっさり邪眼神を倒す。味方かと思われた神だが、人間の身勝手さに嫌気がさし、人間を粛正するために地球に来たという。

 

こっから異世界、多次元宇宙、パラレルワールドタイムパラドックスなどいろいろな要素を詰め込んで行けばなかなか面白い話になると思う。邪眼神の名前をかっこよくしたり見た目をかっこよくしたり装飾してね。自分で書いてて面白いかはわからないが、とにかく大風呂敷を広げれば物語は面白くなるという一例。

 

余談だけど、こうやって妄想を文章化するのは存外楽しい。自分の想像力を100%発揮するわけだからね。遊びでいいからやってみるといいよ。昔TRPGが流行ったというがそういう感じだと思う。公表しないで自分の中でだけでやればバカにされることもない。メモ帳にカキカキ。

 

んで、こうやってどんどん話を大きくしていって大風呂敷を広げれば物語ってのは必然面白くなる。で、問題はその大風呂敷をどううまくたためるかってこと。要はエンディング、物語の終わりをどううまく締めくくるかってこと。

 

特に登場人物が多くなるとキャラの心情が書ききれなくなる。キャラそれぞれにいろいろな考えがあるのに一つ一つ掘り下げるとキリがなくなる。結果、あまり考えのないモブキャラになる。本当はキャラG、キャラX、Y、Z と色々思惑があって裏で行動してるかもしれないのに。

 

具体例はあげないが、俺の今までのマンガなどを読んできた歴史の中で、大風呂敷をうまくたためなかった作品ってのはかなりいっぱいあったと思う。

 

んで、大風呂敷をたためなくなった物語にも救済措置がある。デウスエクスマキナだ。デウスエクスマキナの説明はめんどくさいから、調べてくれ。ようはとんでもない力で、ムリヤリ物語をハッピーエンドにするってやつ。

 

まあこういう風に理屈づけて物語を俯瞰しちゃうとね、この歳になると小説とか読めなくなるよ。長い歴史の中で、だいたい物語のパターンは出尽くしてる。んでどうしようもなくなったら必殺技、デウスエクスマキナだー!!!ってなるんだからのめりこめないよね。

 

あえて具体例を出すと、この大風呂敷を見事にたたんだ作品って、思い出すと一番印象的なのがゲームのファイナルファンタジーだと思う。いろんな伏線が見事につながってエンディングに向かった。人々の生死に無意味なものはなかったと思う。今の時代に受け入れられるかはわからないが、いろいろリメイクが出てるらしいからやってみたらいかがか。

 

映画は一作目だけでいい、2は不要だ、という論争が繰り広げられるが、俺も基本2はいらない派かな。せっかくキレイにたためた風呂敷をわざわざまた広げる必要ないだろ。

 

俺はロッキー2から見始めたからその後の続編もすんなり受け入れられたけど、あの物語もで完結してるんだよね。世界チャンピオンにはなれなかったけど、それより大事な、愛する人、エイドリアンと結ばれた。俺もロッキー1から見始めてたら意見が反転してたかも。運命は数奇だねえ。

 

逆に2をやったから大ヒットになったのもある。あんまり多くは知らないが、アーノルドシュワルツェネッガーターミネーターが代表じゃないかな。この対比わかる?単純にシルベスタスタちゃんとシュワちゃんね。いいライバルだったなあ。俺はスタローン派。

 

こんな感じで大まかな俺的創作理論を書いたわけだが、物事は経験と知恵、クリエイターになりたいならどんどん自分で創っていくといいと思う。いい作品を作るのと売れる作品を作るのはまた別なのが歯がゆいが。

 

最近は10年以上たって、やっぱりナンバー1よりオンリー1だな、と思う。大人気やナンバー1ってあんま意味ないよ。上にたまたま挙げたが、ナンバー1の世界チャンピオンより、エイドリアンの愛を手に入れるほうがいいな。今の俺は。

 

もっと書きたいようで書きたいことが尽きたからそろそろ終わりにしようかな。閲覧数5000ってのはまあまあだと思うよ。一万とか10万とかの人もいっぱいいるんだろうけど、上を向いたらキリがない。人間ほどほどがいいのよ。

過去の自分におめでとうと言って、 おわり。