ネットのエコーチェンバー現象というものについて語ってみる。ざっくりエコーチェンバー現象について説明すると、似たような意見ばっかり見てると、その意見がほとんどの意見と錯覚して、それが世論のすべてだと思い込むこと。そんなのあり得ない、って思いそうだけど、けっこうあるみたいですよ。
X(ツイッター)で考えると、嫌な意見って、どんどんブロックもしくはミュートして除外するじゃないですか。否定意見は削除、削除!そうするとどんどん自分に都合のいい意見ばかりになるんですよ。んで、俺の意見はタイムラインの意見と同じだ、俺は大多数だ、っていう錯覚に陥る。それがエコーチェンバー現象。
当たり障りのない例を出すと、例えばカメが好きだとするじゃないですか(なんでカメやねん)。んで、カメかわいい、カメ大好き、っていう意見ばっかりをフォローする。カメ嫌い、カメかわいくないって意見はブロック、ミュートする。そうすると世の中すべての人がカメ好きだと錯覚する。そんな感じ。
そういうエコーチェンバー現象って昔からあるんだけどさ、例えば読売新聞を毎日読んでると、読売新聞の主張が主になって、読売新聞が世論だと思い込む。実際は朝日新聞とか毎日新聞とか違う視点で話してるんだけどね。エコーチェンバー現象ってそういう理屈だと思う。
そのエコーチェンバー現象を回避するには様々な意見を見るのが大事なんだけど、そういうのってふつう、けっこうなストレスなんだって。自分と違う否定的な意見などを見なくちゃいけなくなるからね。だからエコーチェンバー現象って根深いみたいなんだ。思想が偏る。
まあ世の中の意見を完全に公平に見るってのは不可能なので、極端に偏る意見じゃなければいいんじゃないかな、とは思う。ただ、たまには他の違う意見も取り入れるのも大事ですよ、と。カメよりウサギ派だ、って人の意見をみたりね。
なんとなくエコーチェンバー現象って言うのが気になってね、記事にしてみた。俺も思い当たる節があるから気にかかったのかもしれない。そういう感じで、 おわり。