【ネタバレ注意】桑原とレオリオの魅力を伝えたい。大いに伝えたい。という話。

タイトルにハンターハンター幽遊白書の、と入れようかと思ったが、知ってる人なら当然わかるしわからん人にはわからんから入れないでいいと思った。めんどくさいから知ってる前提として話す。

 

まず桑原幽遊白書内で、愛すべきバカキャラ的な立ち位置に見えるが、本当は違う。いいやつだしすごい男だ。漢だ。

 

冨樫氏のマンガは基本バトルマンガだが、それを現実に置き換えると桑原はとんでもなくすごいことをしている。

 

有名な戸愚呂弟にやられるところ。死を覚悟する→特攻する→やられたふりをする→幽助にカツを入れる。の一連を瞬時にやっている。時間にしたら数秒か数十秒の間だろう。

 

頭がいいと言えばそうだが、そんな単純じゃない、胆力、精神力、漢気ってやつを感じる。普通なら4を前にビビッて何もできない。すごいね。飛影 蔵馬もカッコいいけどね。

 

そりゃマンガだから、って言えばそれまでだけどさ、それ言ったら悟空だってそうじゃん。ロマンを持とうぜ。

 

次の例はネットで他の人が言っていたことだが、幽助が魔界に行く時、唯一幽助を人間として考え、本気で怒ったところ。

 

魔族になった幽助だが、そんなことは関係ねえ、お前はお前だろ、って気持ちを感じる。

 

天才の海藤に君頭いいね、とバカにした風に言われていたが、天才にも思いつかない発想をするという意味では、すごいような気がする? 似たところで、仙水相手に多重人格じゃねえ、もともとあいつは一人だったんだよ、と看破してるところもかっこいい。うろ覚えだけど。

 

桑原のヨイショはここまでで、次はレオリオ。

 

幽白とハンタの主要キャラは似ている、とはよく言われているが、レオリオも桑原と近い漢気を感じる。

 

こういう話をすると、どうせ選挙編のところでしょ、と思われそうだが、個人的には幻影旅団編の時のレオリオがすごいと思う。誇張なく、レオリオがいなければゴンたちは全滅していただろう。

 

ゴンとキルアが旅団に捕まった時、とっさの機転で作戦を練った。これも時間にしたら数分くらいだろう。

 

ここもレオリオの胆力がすごい。もし作戦が旅団にバレたら、ゴンたちより弱いレオリオは瞬時にやられただろう。実際めちゃビビってた。強さだけが強さじゃないことを描くところが、冨樫氏のマンガの魅力だ。

 

選挙編のレオリオがどこら辺がいいのか連載当時はピンとこなかったが、現実に置き換えるとすごさが分かる。

 

単純に大勢の前で立場がはるか上の人間にタンカを切れるのはすごい。現実で言えば学校の体育館に全校生徒がいる中、一人で校長にタンカを切るような感じかな。レベルが違いすぎるが。

 

力の強さじゃない、頭の良さでもない、心の強さの大切さを二人に感じる。

 

 

今時マンガなんてくだらねえ、とか言う頭の古いバカな人はいないと思うが、よくわからん文学作品より冨樫氏のマンガのほうがよっぽど役に立つ。単純に面白いし。俺の知識の半分はマンガからだ。

 

とりあえずハンタと幽遊白書くらいは読んどけ。 終わり。