永遠と延々、誤用と断じるにはむずかしい、日本語の深みの話。

永遠と上司のグチが続く。

延々と上司のグチが続く。

 

どっちが正しい日本語かは、義務教育をちゃんと勉強していた人なら瞭然だろう。

 

俺も上司のグチが永遠に続いたら恐ろしいわ、とこの誤用について呆れながらイキッてたが、このことはそんな単純な話じゃない、と最近思う。

 

そんなのが誤用だなんてわかってるわ。わかっている上であえて使ってるの!と言いたい感じで、堂々と使っている節がある人たちもいる。要は上司のグチが永遠に続くように感じるほどに長い、という比喩。例え。

 

もちろん中学生キッズがホントに誤用している場合もあるだろう。そういうキッズは受験勉強が心配だからしっかり学校の授業聞きなさい、って感じだが。

 

俺も学歴が低いので偉そうには言えないが、この延々永遠とわざと使う場合、なかなか日本語の奥深さが見えるような気がする。

 

延々と永遠、俺も小学生の時はごちゃまぜにして使っていた気がする。記憶はないが。高校受験の時は確実に✖ペケになるので、誤用には気を付けるべきだが、SNSなどネットの世界ならアリっちゃアリ、になる。

 

この二つは似ているようで全く違う、でも一緒にしてしまっても意味は通じてしまう、日本語のあいまいさがよく出ている単語だと思う。たぶん作った人は相当性格が悪い。

 

YouTube動画であいつの話永遠に続くのよ、的なことを話したりしてるときがあるが、その人は頭が悪い(学校の成績が悪いという意味)でもなさそうな感じ。

 

その時思った。これはあれか?俗にいう若者言葉というやつで、延々永遠はもしかしてファッション的なモノなのか?と察しの悪い俺も思った。俺もじじいになった。

 

ファッションならしょうがない。本当の意味で誤用してなければ、俺も風紀委員でも学校の先生でもないから別にいいんじゃね?と思い直した。

 

でも、このせいで受験に失敗する可能性もマジであるので、学校のテストだけでは気を付けようね、といらぬお世話を言って終わり。